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「仮面ライダー響鬼の事情」レビューというか感想というか。

  • 2007/05/17(木) 21:51:42

少し遅くなったが、GWに読んだ
「仮面ライダー響鬼の事情」
そのレビューというか感想というか一応。


「仮面ライダー響鬼」の事情

本のタイトルや、煽り気味の宣伝文句から想像するほど
スキャンダラスな摘発や暴露といった内容ではなく
特撮雑誌やムックの定番記事であるメイキング物を
ちょっと掘り下げた感じの、1人の文芸スタッフの
手記となっている。
初期のプロットやアイデアの紆余曲折はもちろん
仮面ライダー企画立ち上げのタイムテーブル等
響鬼ファンならずとも、特撮ファンには興味深い内容だ。
ただ通常のメイキング物と少し違うのは、図版が皆無なのと
文章の行間に著者の「恨み節」が見え隠れする点だろうか。

改めていうまでもなく、企画案が様々な事情で形を変えたり
変更、キャンセルを食らったりすることは特撮に限らず
どんな職業でもよくある話だ。
著者は響鬼の放送開始前に解雇を言い渡されたされたそうだが
(よって"路線変更事件"についての真相は書かれていない)
完成作品(放送された作品)における自分の考えたアイデアと
それ以外を、世の中に向けてハッキリさせたかったのだろうか?
どんなに冷静、中立を装って書いてみても
「オレがここまで考えたのにプロデューサーはオレを切った」
そんな声無き声が行間からにじみ出ているようだ。
そのあたりのニュアンスが東映"非"公認となった原因だろうか?

本書を読んで改めて響鬼という作品を思い返すと
放送前に決められていた設定のほとんどが
放送が進むにつれ、なし崩し的に自然消滅していく。
しかし突然の路線変更として物議を醸した29話以降では
まるで放送前の設定に立ち返ったかのような印象を受ける。
これが何を意味しているかは、単なる一特撮ファンの身では
知る由もない。

ともあれ、ライダーシリーズに限らず、文章主体の
特撮メイキング本が意外に少ないことを考えると
読み応えのある貴重な一冊であることは間違いない。

追伸:最後まで多くの謎が解明されずに終わった仮面ライダーカブト。
   この作品が事前にどういう文芸的な準備がされていたのか、
   あるいはされていなかったのか
   激しく知りたい。誰か「仮面ライダーカブトの事情」書いて。


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